数学A : 場合の数と確率 大学入試センター試験 2008年追試 数学ⅠA第4問 解説
Chrome,Edge,Opera などのBlinkエンジンのブラウザをお使いの場合、分数の約分表示が崩れることがあります。
その場合は、こちらのページをご覧ください。
アドバイス
二次関数と確率をからめた問題が、過去何度か出題されている。
と言っても、二次関数の部分はぜんぜん難しくないから大丈夫。
(1)
頂点の座標は
まず、得点についてのルールを確認しよう。
図Aのとき0点
図Bまたは図Cのとき1点
図Dのとき2点
といえる。
アドバイス
つまり、グラフは必ず
なので、図Eのような場合は起こらないので考えなくてよい。
このことから、
頂点の | ||||
---|---|---|---|---|
負 | 正 | |||
グラフの | 1点 | 0点 | ||
正 | 2点 |
であることが分かる。
表Fを式A,式Bを使って
詳しく
式Aより、頂点の
負になるのは、
また、グラフの
1点 | 0点 | ||
2点 |
表Gより、
解答ア:0, イ:1
(2)(3)
PCでFirefoxをお使いの場合、表H~表Jが表示されないことがあります。
その場合、Firefoxのウインドウ幅を変えれば表示されるようになると思います。
表Gをもうちょっと分かりやすくしよう。
さいころを2個投げるので、目の出方は
これを6行
まず、
小( | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
大 ( | |||||||
表Hの赤いマスは1点
赤いマスより左、つまり青いマスの部分は0点
だ。
赤いマスより右、つまり黄色いマスのときは、
どうせ黄色いマスは15個しかないし。
まず
表中の
×の部分は
小( | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大 ( | × | × | × | × | × | |||
○ | ○ | ○ | × | |||||
○ | ○ | ○ | ||||||
○ | ○ | |||||||
○ | ||||||||
表Iを見やすく整理すると、表Jになる。
小( | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
大 ( | |||||||
それから、確認だけど、表の
アドバイス
考え方を詳しく説明したので、長くなってしまった。
ここでは説明のために表をたくさん書いたけど、試験本番では表H~表Jを分けて書く必要はない。
(2)
表Jを見ると、
なので、6通り。
解答ウ:6
同様に、
なので、1通り。
解答エ:1
また、1点のマスは2個。
なので、2通り。
解答オ:2
(3)
表Jのマスの数は全部で
そのうち、
0点のマスは
なので、0点である確率は
である。
解答カ:5, キ:1, ク:2
また、
1点のマスは
なので、1点である確率は
である。
解答ケ:1, コ:3
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次に問われている期待値は、今の教育課程からは外れている。
一応解説は書いておくけど、読み飛ばしてもらってかまわない。
表Jの全てのマスは同じ確率で起こるので、得点の期待値は表Jのすべての数の平均値と等しい。
表中、
0点のマスは | |
1点のマスは | |
2点のマスは |
なので、平均値は
解答サ:5, シ:6