数学Ⅱ : 微分・積分の考え 微分の定義
例題
(1)定義に従って、
アドバイス
まず、微分の定義の復習をしておこう。
復習
微分とは、接線の傾きを求めることである。
図Aにおいて、直線ABの傾きは
である。
点Bを限りなく点Aに近づけると、直線ABは限りなくオレンジ色の接線に近づく。
文章ではイメージがつかみにくいから、[アニメーション開始]ボタンを押して目で見て確認してもらいたい。
点Bを点Aに近づけるということは、言いかえれば点Bの
図Aの例だと、
このことを、数学的には
と書く。
以上より、
公式
だと言える。
この
式Aの
公式
となる。これが導関数である。
以上の説明で分かるように、中学校で学習した
傾き
を使っているだけなので、原理さえ知っていれば公式はすぐに作れる。なので、必ずしも暗記する必要はないだろう。
(1)
求める微分係数を
である。
解答
アドバイス
上の解説中、「
数Ⅲの範囲では、関数が連続か、微分可能かの確認をする必要がある。
(2)
求める導関数を
となる。
解答
アドバイス
数Ⅲが必要な人は「