大学入学共通テスト 2017年(平成29年) 問題例 記述式を含む 問題例4 解説
(1)
(1)では、
銅像と花子さんの水平距離は
銅像と花子さんの関係を表すと図Aができる。
像が武将じゃないけど(笑)。
図Aで、
銅像の台座の高さと花子さんの目の高さは等しいので、考えない
なので、
であることが分かる。
三角比の表を見ると、選択肢のうちで
⑦
の
解答ア:7
(2) (i)
ちょっと分かりにくいけど、ここからは銅像の台座の高さなどは決まっていないものとして考える。
つまり、三角形の3つの辺の長さが分かっているときに、ひとつの角が鋭角であることを示す方法を問われている。
なので、辺と角の関係の復習をしておこう。
復習
下表の図のような三角形において、
|
|
である。
復習より、△
であることを確認すればよい。
正解例はここでは省略する。
公開されている正解例はリンクを参照してほしい。
→ 数学入試問題データベースサイト
大学入試数学問題集成さんで
正解例を見る。
別解
余弦定理を使っても、同じ事が示せる。
図Aの三角形に余弦定理を使って、
より
とかける。
いま、
である。
なので、
であれば、
よって、△
であることを確認すればよい。
正解例はリンクを参照。
→ 数学入試問題データベースサイト
大学入試数学問題集成さんで
正解例を見る。
(2) (ii)
この小問では、図Bにおいて、
ひとつの角の
図Bの△
より
とかける。
いには、式Aまたは式Aを変形したものを答えればよい。
正解例はここでは省略する。
公開されている正解例はリンクを参照してほしい。
→ 数学入試問題データベースサイト
大学入試数学問題集成さんで
正解例を見る。
(2) (iii)
ここからは、
銅像の台座の高さは
先生に教わったことから、
図C中、
図Cにおいて、
△
①
図Cの四角形
である。
また、
となる。
よって、この図になるのは、円
のとき。
解答:イ:7
②
このとき、式Aより、
であることが分かる。
三角比の表より、
なので、
だ。
よって、選択肢のうちで
③
の
解答ウ:3
③
最後に、このときの
けれど、
より、代わりに
△
と表せる。
ここで、
とかける。
これを解いて、
となる。
ここで、
より
だから、一番近い選択肢は
③
の
解答エ:3
③の別解
上の解と同じように
図C中の△
とかける。
これを使って
図Cで、
また、△
となり、
だから、
である。
さらに、ウより、
なので、
といえる。
また、
だった。
以上より、式Cは
より
とかける。
三角比の表を見ると
なので、式C'は
より
となる。
よって、一番近い選択肢は
③
の
解答エ:3