大学入学共通テスト 2017年(平成29年) 問題例 記述式を含む 問題例3 [1] 解説
(1)
問題文より、図Aのように、点
ただし、(1)では
(i)
点
である。
問題文より
なので、点
となる。
よって、このとき、四角形
四角形
図Bより、△
なので、四角形
である。
解答ア:8, イ:0, ウ:9
(ii)
とおくと、
である。
このとき、
図Cでは、グラフの下半分は省略。
(i)と同様に、△
なので、、四角形
と表せる。
式Bは上に凸の放物線の式で、グラフは横軸と
このことから、式Aを定義域として式Bのグラフを描くと、図Dができる。
図Dより、
頂点の
である。
これを式Bに代入して、
である。
また、図Dより、
であることが分かる。
以上より、
である。
解答あ:
(2)
まず、正方形
さっきと同じように、△
である。
(2)では、点
ただし、(1)と違って、点
点
このとき、(1)のときと同様に
とおくと、
だけど、
である。
なので、
となる。
である。
このとき、
より
なので、
となる。
この2つの解はともに場合分けの
(グラフの下半分は省略)
よって、
なので、、四角形
と表せる。
このとき、
より
なので、解の公式より
となる。
いま、
は不適。
答えは
のひとつだけだ。
式C,Dより、
だけど、
は、点
よって、求める解は
である。
解答エ:1, オ:1, カ:1, キ:7, ク:2
(3)
今度は、点の動きが逆だ。
これまでと同じように
とすると、点
とかける。
また、
とかける。
だけど、
より
である。
よって、
となる。
このとき
とかける。
また、
このとき
とかける。
以上より、
となる。
式Eより、
また、
以上より式Eのグラフを描くと、図Hができる。
図Hができたところで、選択肢を考えよう。
点
黒い点以外の、
なので、⓪は誤り。
なので、①は正しい。
なので、②は誤り。
③は
また、点
四角形
図Fより、
なので、四角形が正方形になるのは
のとき。
これを解くと、
で、これは場合分けの
なので、
よって、③は正しい。
以上より、選択肢のうちで正しいのは
①,③
である。
解答ケ:1,3