大学入試センター試験 2015年(平成27年) 問題例 数学ⅠA 第○問 解説
(1)
(i)
一次不定方程式はお約束の解き方があるので憶えておこう。
を解く。
これを「=余り」の形に変形して、
式B3'に式B2'を代入して、
これに式B1'を代入して、
ができる。
式Aから式Cを辺々引くと、
となるから、
とかける。
ここで、
より
でなければならない。
問題より、
となる。
この連立不等式を解いて、
だけど、
だけど、
なので
であることが分かる。
これを式Dに代入すると答えだ。
解答ア:-, イ:8, ウ:1, エ:3
解答オ:-, カ:3, キ:5
解答ク:2, ケ:-, コ:3
(ii)
式Cの両辺を
式Eから式C'を辺々引くと、
となるから、
とかける。
ここで、
より
でなければならない。
式Fより
は
とかける。
これを満たす整数
上の不等式を解いて、
となるので、これを満たす整数
よって、
解答サ:3, シ:3
(2)
詳しく
もしとかける。これを
となる。
この場合、
なので、
解答ス:1
解答セ:2, ソ:3
となるから、これまでの関係をまとめると
である。
よって、
である。
詳しく
式Gの共通部分がすべて式Gを変形して、
とする。
スより、
このとき、
ここでは、説明のために
これが
と因数分解できる。
これは、
なので、
以上から、式G'の右辺の共通部分
解答タ:1, チ:2
ここで、
となる。
これを
解答ツ:4, テ:4, ト:4
解答ナ:1, ニ:5, ヌ:6
となる。
となる。
これを満たす
これを「=余り」の形に変形して、
式I3'に式I2'を代入して、
これに式I1'を代入して、
ができる。
式Hから式Jを辺々引くと、
となるから、
とかける。
ここで、
より
でなければならない。
問題文より、
よって、式Kより
である。
式Kより、
なので、
よって、式Kに
解答ネ:6, ノ:-, ハ:1, ヒ:7