大学入試センター試験 2015年(平成27年) 旧課程 旧課程 本試 数学ⅠA 第3問 解説
解説
余弦定理
まず∠Cの
三辺の長さが分かっているので、余弦定理より、
となる。
解答ア:1, イ:2
142正弦・余弦・正接
である。
解答ウ:3, エ:2
160正弦定理
次は外接円の半径だ。
である。
解答オ:2, カ:1, キ:3
図Bに、これまでに分かったことをまとめてみた。
∠AOBは円周角∠Cに対する中心角なので、
外接円の中心OからABに下ろした垂線の足をHとすると、
次に問われている円Oの弧ABと弦ABに囲まれた図形は、図Bのピンクの部分だけど、斜線の扇形から青い三角形を引けばいいのが分かる。
斜線の扇形の面積
青い三角形の面積
以上より、ピンクの部分の面積
となる。
解答ク:7, ケ:9, コ:7, サ:3, シ:1, ス:2
図Cで、∠ACD=
となる。
解答セ:7
314方べきの定理と逆
次は
△ACDの外接円で、方べきの定理より、
である。
解答ソ:1, タ:4
問題文より
となる。
なので、
であることが分かる。
解答チ:7
三角形の面積比
さらに、△ABC(図Cで斜線の三角形)と△EBD(青い三角形)の面積の比率を求める。
斜線の三角形と青い三角形を比べると、BDを底辺として、
底辺が
高さが
なので、面積比は
であるから、
である。
こんな説明じゃ分からないという人は、別解を見てほしい。
解答ツ:1, テ:7
別解
三角形の面積
△ABC(図Cで斜線の三角形)の面積を
三角形の面積
△EBD(青い三角形)の面積を
以上より、
となる。
解答ツ:1, テ:7
三角形の重心
最後に、△EBDの重心をGとする。
点Aは辺EBの中点なので、
点Gは中線DA上にあり、
セより
である。
解答ト:1, ナ:4, ニ:3